event
さくらであい館
2019.05.13
「さくらであい館 春の草木染めワークショップ」を開催しました。
開催日時 :
令和元年5月12日(日)13時~16時
開催場所 :
さくらであい館 学習室「木津」、屋外広場
参加費 :
1,000円
参加者数 :
16名
主催 :
淀川河川公園管理センター
協力 :
関河 礼子 氏(講師/染織作品作家)
この春は、背割堤地区のヨモギを使用し、「板締め絞り」によりシルクコットンストールを染めました。
おかげさまをもちまして、合計6回目の開催となり、半数がリピーターの方々による参加となった今回は、初めての試みとなる「板締め絞り」に挑戦しました。
「板締め絞り」とは、布を折りたたみ、2枚の板で挟んできつく紐で縛り、挟んだ部分に染料が入るのを防ぐことにより、挟まれた部分が染まらずに文様となって残っていく「防染」の技法です。これは奈良時代から行われてきた方法で、正倉院には、非常に複雑で高度な板締めの方法で制作された作品が遺されています。
板で挟み紐で縛る作業など、力の要る共同作業も多く、参加者の皆さまは協力しあって、終始和やかな雰囲気の中、実施することが出来ました。
中でも、小学生の男の子2人は、どんな模様を作ろうかと好奇心旺盛に取り組んでおられました。
年齢や性別を問わず楽しむことができ、背割堤の自然を身近に感じられる「草木染めワークショップ」。初心者の方も、リピーターの方も楽しんでいただけるよう、今後も工夫を重ねていきます。
背割堤地区でヨモギを採取
見本を参考に事前説明
布を畳んで板で挟む防染作業
協力して、板を紐で締めます
ヨモギの染液で煮ています
媒染後、水洗いをしています
ヨモギはきれいな草色に
クチナシの赤で、板締め絞り
作品と一緒に記念撮影♪